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巨大メタバースと暗号通貨による決済手段

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メタバースとは?

メタバースという言葉は、小説家のニール・スティーブンソンが1992年に発表した『スノウ・クラッシュ』内の造語として誕生したのが発端であり、物理的な現実と仮想的な現実が融合した「集合的な仮想共有空間」という意味とされています。

先日のFacebookの発表をきっかけに、「メタバース」という言葉はハイテク業界で最もホットなバズワードとなっており、Googleトレンドの結果を見ることで関心の高まりを明確に感じることができます。

メタバースに対する大企業の直近の流れとしては、Facebookがバーチャルリアリティのワークスペースをローンチし、マイクロソフトが米軍向けに「複合現実」技術を開発しています。

また、次世代コンテンツは既に、RobloxFortniteVRChatが構築している小さなメタバースの中で順調に成長を続けています。

ニール・スティーブンソンという作家をご存知でしょうか?

彼は、水晶玉を持っているのではないかと思うほど、未来を予測することに長けています。スティーブンソンが1999年に発表した『クリプトノミコン』という小説。これは、匿名のインターネットバンキングを促進するために「電子マネー」と「デジタル金貨」を開発を進めていく地下の暗号解読者の物語です。

ええ、今、私たちが熱心に興味を抱いている領域そのものです。

さて、ここからは暗号通貨がいかにしてメタバースの統合的な取引を行うためのデジタルネイティブなシームレス通貨として機能するのかを見てみましょう。

メタバース内での暗号通貨

メタバースでは、物理的な現実とデジタルな現実がシームレスに統合されていきます。私たちは今、呼吸をするのと同じようにインターネットを使っていますが、まもなく私たちはインターネットの中に存在するようになるでしょう。そうなると、日常生活のさまざまな場面で「デジタルネイティブ」、つまりメタバースに適応するのではなく、メタバースのためにデザインされたものが必要になります。決済はその典型的な例です。

私たちは毎年、約1兆ドルをオンライン上で消費していますが、そのプロセスは非常に不便です。クレジットカード番号や口座情報を入力したり、従来の銀行で長い処理期間を待ったり、VenmoやPayPal、クリプトウォレットなどの仲介業者を介してお金をやり取りしています。

私たちの生活がさらにデジタル化され、ネットワーク化された世界で生活し、メタバースで過ごす時間を増やしていく場合には、現状の決済インフラに対する革命が必須となります。

暗号通貨は、まさにそれを可能にするポテンシャルを秘めています。

メタバースのハードウェアは、既に存在しています。

それは、私たちが普段利用する強力なデバイスである、AR対応のコンピュータやスマホ、VRヘッドセットなどがそれです。また、ソフトウェアもユビキタスに存在しています。

定義が明確でなかったために誰も気がついていませんでしたが、私たちは皆、ある程度のメタバースの中で生活し、デジタルの世界を物理的な現実に統合しています。

各カテゴリーはいずれも急速な技術革新が進められていますが、最も未発達なのは、ピラミッドの頂点に位置する「トークン」です。

暗号+メタバースの組み合わせによる魅力的な試みは、既に数多く存在しており、その多くは既存の暗号通貨や独自のトークンを使用しています。

Axie Infinityは、1日のユーザー数が25万人を超える、非常に人気のあるPlay-to-Earnゲームとして知られています。キャラクターはNFTとしてミントされ、プレイヤーはAxie InfinityのガバナンストークンAxie Infinity Shards(AXS)で報酬を獲得します。

Decentralandは、ユーザーがLAND(仮想の土地資産)やアバターをNFTとして取引できるVR空間です。Decentralandは現在最も発展しているメタバースの1つであり、Ethereumを使用して構築されています。

また、暗号利用のメタバースの最先端の例として、Uplandがあります。Uplandでは、ユーザーはブロックチェーンで保護された実際の不動産の仮想版を取引することができます。これは、現実の世界でデジタルモノポリーをするようなものです。UPXは、Uplandのネイティブ暗号通貨として機能しています。

Evolution Landは、異なるブロックチェーンとの相互運用が可能なメタバースとして開発されています。現状では、EthereumとTronの2つの大陸が作られています。Evolution Landは、暗号通貨RINGを使って、不動産取引やゲームプレイを機能させています。

Source: coinmarketcap.com

これらは、今後来るべきメタバース革命の初期の例に過ぎませんが、全てにおいて暗号通貨が決済面で機能しています。

Facebookのメタバースのビジョン

興味深いことに、現在のFacebookはまさに暗号領域とメタバースが交差する場所で製品を開発しています。これらが将来どのように統合されていくのかを見てみましょう。

マーク・ザッカーバーグは、Facebookをソーシャルメディア企業ではなく、「メタバース企業」にすることがビジョンだと語っており、先日、Facebookの次世代展開の第一歩として、「Horizon Workrooms」というVRオフィスを発表しました。また、FacebookにはVRやARの技術に取り組む専門チームが存在しています。Facebookはメタバースのレースに最近注力し始めたわけではなく、その布石として2014年にVRハードウェア企業のOculusを買収しています。Facebookはメタバースを構築するハードウェアとソフトウェアの層を既に取り込んでおり、残る部分はメタバース内で機能するトークンのみの構築が待たれている状態です。

現状のサービスとしてはHorizon Workroomsのベータ版を展開しているだけであり、かなり限定されたユースケースとなっていますが、Facebookがメタバースについて壮大なスケールで考えていることは明らかです。時価総額が1兆ドル近い企業が自らを「メタバース企業」と名乗り、社名を変更するということは、既にそれだけの確信を持っていることの表れでもあるしょう。

Whatsappでのメッセージ機能、Instagramでのコンテンツ共有、Facebookでのゲームやグループへの参加など、Facebookのプラットフォームで世界的に利用されている全てのエコシステムが、私たちが考えるよりも早く、彼らが作る「統一されたメタバース」に導入されるかもしれません。

そのためのデバイスを私たちは既に、24時間ポケットに入れています。これから先、その体験はより一層深まりを見せていくことになるでしょう。

Facebookと決済サービス

これだけのアプリやサービスを擁するFacebookは、決済サービス企業としての要素はそれほど大きくありません。決済サービス業界のリーダーといえば、一般的にはPayPalやSquareを思い浮かべられると思いますが、現状、この評価は正しいといえます。

昨年、Facebookが処理した決済額は1,000億ドルでした。PayPalの年間決済額9,360億ドルに比べれば小規模ですが、それでも大きな額であることに間違いありません。そしてこれは、フィンテックにおけるFacebookの野望の始まりに過ぎません。

Facebookで金融商品を担当していたデビッド・マーカス氏が書いた長期的なビジョンを説明するブログ記事では、Facebookが扱う決済や銀行にアクセスできない世界の17億人の人々が利用できる決済手段を、包括的に解決することに本気で取り組んでいることが記されています。

この点においてFacebookは、デジタル送金をシームレスに行うためのデジタルウォレット「Nobi」をローンチしています。Noviは、Facebookのパーミッションド・ブロックチェーンDiemや、その他のステーブルコインと統合されています。

これらのプロジェクトは表面的につながっているわけではなく、DiemとNoviが、決済処理のリーディングカンパニーになるためのFacebookの戦略の基盤として構築されているのです。

このように、Facebookは、メタバースとデジタル決済処理のシェアを獲得するために積極的に活動しています。

それは、前述したAxie InfinityやDecentralandなどのメタバース/暗号化プロジェクトの取り組みとよく似ているかもしれませんが、それらのプロジェクトは小さなスタートアップのビデオゲームの一つに過ぎません。

Facebookは地球上で最も大きな企業のひとつです。そのような大企業が、この業界に参入するだけでなく、それらの業界を網羅的につなぐことで、ゲームチェンジャーとなろうとしています。このFacebookの「賭け」が成功すれば、私たちは、Facebookのデジタル決済システムを使ってお金のやり取りをするメタバースに住むことになるかもしれません。その中の一部の世界観として、Axie InfinityやDecentralandなどのプロジェクトが組み込まれるものとなるのではないでしょうか。

これらの取り組みの全てを支えているのが、Diemブロックチェーンです。

Diemは、Facebookにとってさまざまな意味を持っており、暗号通貨への参入、決済インフラのバックボーン、潜在的にメタバースを支える技術でもあります。これらの機能の組み合わせに加えて、Facebookの約30億人のユーザーがその製品を利用することを考えてみてください。一方の、現在のトップクラスのクリプト・ブロックチェーン関連プロジェクトの参加者は数十万人ほどであることも考慮すると、Diemはこれまでで最も重要なブロックチェーンと暗号通貨のひとつになると考えるのが合理的でしょう。

Diemの構築を始めるには?

このように、Diemブロックチェーンには革命的な可能性が明確に存在します。そして、Pontem Networkは、Diemの構築を開始するための最高の実験プラットフォームとして機能します。パッケージマネージャーだけでなく、アプリケーションをテストするためのインセンティブテストネットを提供し、Diemのための独自のローコード開発ツールであるPontem Blocksも既に準備が整っています

また、Diem、メタバース、暗号の基礎などに関する多くの素晴らしいリソースも用意していますので、Pontemの各コンテンツをフォローして、積極的に関与しながら新たな情報を入手してください。

Pontem Noxクラウドローンへのホワイトリスト参加登録と、
各コンテンツのフォローはこちらから👉
https://linktr.ee/pontemjapan

Pontem Networkについて

Pontemは、Polkadotを介して、DiemブロックチェーンをEthereumのようなパブリックパーミッションレスブロックチェーンの分散型エコシステムに接続するためのブリッジを構築しています。これにより、Facebookの27億人のユーザーは、分散型金融(DeFi)からノンファンジブル・トークン(NFT)まで、あらゆる暗号のユースケースにシームレスに触れることが可能になります。Pontem Networkとその開発プラットフォームにより、ユーザーは製品をDiemブロックチェーンに移行する前に、Polkadotやその他のチェーンでアプリを構築し、テストすることができます。

Pontem Networkは、Meta(Facebook)のDiemブロックチェーンのインセンティブ付きテストネットとして機能するPolkadot Substrateベースのチェーンです。このプロジェクトでは、Polkadotを使用して、クリエイターにDiemの可能性を紹介し、Diem協会に移行申請を行う前にアイデアの検証を実行する機能を提供しています。また、クロスチェーンブリッジを利用することで、Pontemは他のネットワークで確立された流動性、データ、ツールをシームレスにDiemとの間で相互利用することができます。

Pontemのビジョンは、Diemブロックチェーンの主要な実験ネットワークとしての地位を確立することであり、本質的には、流動性のためのブリッジだけでなく「DiemのためのKusama」にもなることです。これは、非常に効率的で柔軟性の高いPinknodeのコードを使用して、現在のKusamaネットワークにdAppsを接続するPinknodeの能力と完全に一致しています。既存のKusamaブロックチェーンは、初期段階のスタートアップの育成、革新的な創造の実験、Polkadot上に展開する前のdAppsのインキュベーションに適した場であるという評価を得ています。これは、参入障壁の低さ、より寛容なスラッシュペナルティ、よりスピーディなイタレーション、そして最新のテクノロジーにより成り立っています。

DiemのKusamaビジネスモデルを達成するためのPontemの旅は、野心的なものに他なりません。誰もが知るWeb2の巨大な力を、Web3の世界へ引き込む架け橋を構築していきます。

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